Rolandが誇るギターシンセ、GRシリーズの最新機種、GR-55の魅力を
GALNERYUS、SPAINAL CORDで活躍中のギタリスト、Syuさんが余すところ無く
紹介してくれるこのイベント、ギタリストなら誰しも「使ってみたい」と思う瞬間がある
単なる製品説明には留まらない、濃密な内容でした。

ファンにはもはやおなじみの、メロイックサインをしながらSyuさんが登場。
そしてすぐにデモ曲のスタート！

激しいビートの効いたオケの上で、テクニカルなフレーズを繰り出すSyuさん。
この時のGR-55の音色は『Metal Synth Lead』
歪んだギター音とシンセ音が重ねられた攻撃的な音色が、ギターソロを
より、ワイルドな雰囲気にさせています。
しかも、あれだけ速いフレーズを弾いているのに、シンセ音のレイテンシーを感じ無い！
これは即戦力になる、と敏感に思ったギターキッズも多かったのではないでしょうか。

引き続いてGR-55の様々な音色を、Syuさんがコメントを交えながら紹介。
アルペジオをさらに美しく壮大にする『AcGt12st+STRINGS』、レコーディングレベルのクオリティの
ストリングス音が得られる『RICH STRINGS』、荒城の月を弾きながらの『KOTO DREAMS』
クラシカルな旋律にはかかせない『ＶＩＯＬＩＮ』。はたまた、一人でギター音、ベース音、シンバル音の三役がこなせる『JazzTrio』等々
「もし自分の曲やバンドで使うなら・・・」と想像させてくれるものばかり。
もちろん、紹介されたプリセット音色だけでなく、内蔵されているシンセ音源は同時に二つ重ねる事が可能なので
自分のイメージにそった音作り、組み合わせがいくらでも出来てしまいます。

更に続いて紹介されたのは、シンセ音源だけではなく、ＧＴクラスのシュミレーターやエフェクターも内蔵されているという事実！
この時にＳｙｕさんが披露してくれたものの一つが『シングルピックアップ＋フェンダー系アンプ』のシュミレートトーン。
ハムバッカー搭載のギターなのに、枯れてパリッとしたブルージートーンになっている・・・。

２系統のシンセ音源、シュミレーターやエフェクター、そしてギター自体のノーマルな音、これらが自在にミックスできる
このGR-55という機種の凄さを心底、実感した次第でした。

又、この後もデモ曲を演奏してくれたのですが、なんと今回のデモ曲のいくつかは
GR-55に装備されているオーディオ・プレイヤー機能で再生しているとの事。

そしてお待ちかねのQ＆Aコーナーでは、ギターシンセに対する質問はもちろん、
Syuさんも愛用している、BOSS GT-10のサウンドメイキングに対する質問、
そしてやはり気になるギターテクニックの上達方法の質問等にも、一つ一つ丁寧に答えて頂き
参加者のみなさんにとって、Syuさんが身近に感じれるひと時だったのでは、と思います。

ラストの締めは、もちろん激しいデモ曲による、GR-55の音色を駆使してのＳｙｕさんの華麗なギタープレイ。
素晴らしい演奏もさることながら、それを彩るGR-55の魅力、凄さが存分に伝わる熱演でした！

イベント終了後は物販、サイン会へと移り、商品お買い上げのみなさんにＳｙｕさんが、気さくに話かけつつ
サインをされていました。
Ｓｙｕさんファンには堪らない瞬間ですよね！これぞイベントの醍醐味。

また、当日はGR-55スペシャルコーナーを設け、参加者のみなさんに弾いてもらう事により、直にその魅力に
触れていただきました。
こちらも、みなさん、クリニックの内容を踏まえつつ自分なりに感触を確かめられているようでした。

約１時間ほどのデモ＆クリニックでしたが、熱い演奏と笑いを交えたトークでイベントを盛り上げていただいたＳｙｕさん、本当にありがとうございました！
そして会場に足を運んで下さった参加者の皆様も本当にありがとうございました！
ならびに、イベントに協力していただいたＲｏｌａｎｄスタッフの皆様にも厚くお礼を申し上げます。