デモンストレーターは、あのDavid Lee Roth　Bandのギタリストとしての経歴を持つ
日本屈指のトップレベルプレイヤー、Toshi Hiketa氏です。

今まで、数々のギターを手にしてきたHiketa氏に、PRSを徹底解剖してもらおうという、このイベント、
PRSファンにとっては、否が応でも期待が高まるところ。

来場したみなさんの拍手に迎えられながら登場するHiketa氏。
持ち前の気さくな人柄とトークで、あっという間に客席とステージの距離感を縮めてしまいます。
そしてP-90ピックアップ搭載の愛用PRSを手にとり、アップテンポな１曲目がスタート！

とにかく、まずギターの音が良い！！
繰り広げられる、華麗なギターテクニックに目と耳を奪われるのはもちろんの事
Hiketa氏から弾き出されるギターの音の良さに驚かされます。

そして、巧みなピッキングとボリュームコントロール、ピックアップのセレクトによって
様々に表情を変えるギタートーンの素晴らしさ・・・・。

初っ端から会場のテンションを一気に上げつつ、１曲目が終了、
ここでまず、数あるギターの中でPRSを選んだ理由を語ってもらいました。

多岐にわたるセッションワークやライブ活動において、PRSはそれぞれの状況に
応えられるギター、つまり繊細な音からパンチのある音まで幅広く表現できる
ギターである事をはじめ、ピッキングの強弱やボリュームコントロールに対しての
反応の良さや、ボリュームを絞った状態での音のおいしさ、又チューニングの安定感や
ギター自体の耐久性の良さ、そしてやはりPRSといえば外観の木目の美しさ等
トータルにおいてバランスのとれたギターである事がPRSを選ぶ理由に繋がった、という事でした。

『現場でストレスなく使う事ができ、かつ気持ち良く弾く事ができるギターがPRS』だった・・・
トップレベルの現場を知るHiketa氏の言葉からも、PRSというギターが持つポテンシャルの高さを
再認識した方も多かったのではないでしょうか。

この後も、アームバーを使用したメロウなトーン＆フレーズが印象的なバラード曲や、
フィンガーピッキングでのブルージーな曲、パワー感のあるCUSTOM２４に持ち替えてのへヴィな曲
はたまたMC時に軽く弾いたハーフトーンでのカッティング等、様々なジャンルの曲の披露もさる事ながら
それぞれを悠々と弾きこなすHiketa氏のハイテクニックと、そしてそれに応えるPRSギターのポテンシャルを
満喫する事のできた、非常に見ごたえのあるデモンストレーションでした。

そして、Q&AコーナーではDavid Lee Roth Band時代のこぼれ話やHiketa氏流のギター練習法
又、ギターを試奏する上でのポイントはボリュームを操作しつつ、それに対する反応を確かめるといった
アドバイスなど、興味深い話から、ためになる話まで聞く事ができました。
じっくりと丁寧に質問に答えるHiketa氏の姿から、氏の人柄の良さが伝わってくる時間だったと思います。

デモ＆クリニック終了後は、同時開催しているPRS展示会場にお客さんとHiketa氏が移り
大集結したPRSギターを前に、試奏やPRS談義に花が咲きました。
展示モデルの中には、DRAGON2010やPRIVATE STOCKなど、普段見る機会の少ないモデルもあり
PRSファンには堪らなかったのではないでしょうか。
又、お客さんが気になったPRSをHiketa氏が実際に手にとり、ご自分の機材で試奏＆コメントをしてくれる
一幕もあり、盛況の内にイベントは終了となりました。

約２時間におよぶデモ＆クリニックでしたが、ライブさながらの熱いパフォーマンスと軽快なトークで
終始イベントを盛り上げて頂いたToshi Hiketaさん、本当にありがとうございました！
そして、イベント会場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました！
ならびにイベントに協力していただいたKORGスタッフのみなさんにも厚くお礼を申し上げます。